■体外受精の知識
好きな人と巡り会い結婚し、赤ちゃんを授かる…当たり前のように多くのカップルが家庭を育んでいきます。
しかしながら、お父さん、お母さんになったどちらかに、もしくは両方に身体的な問題があるとなかなか妊娠しづらくなったり、自然妊娠がほぼ不可能になったりする場合があります。
そんなカップルのために、1990年代以降日本でも生殖補助医療が急速に普及しました。
いわゆる不妊治療とも呼ばれる医療で、主に夫婦の性生活の周期を計ったり、排卵誘発をしたり、人口受精等の一般的な方法から、それでも妊娠が難しいとされた場合には、高度生殖医療と呼ばれる、体外受精を中心とした方法がとられます。
世界で初めてこの世に産声をあげた体外受精児は、1978年英国で誕生したルイーズ・ブラウンさん。
その後体外受精の妊娠率はどんどん向上し2004年には、日本で生まれた体外受精児は約18000人で、その年の出生した赤ちゃんの人口と比較すると、60人に1人は体外受精で誕生したというほど、体外受精児の妊娠・出産率はめざましい進歩を遂げています。
最近では、全くお父さん側に精子がない無精子症であっても、顕微受精等最先端の技術での妊娠も可能になってきました。
高度生殖医療の発達は、赤ちゃんが欲しくて不妊治療に苦しんでいたカップルにとっては、まさに救世主となる時代を迎えたようです。